間に合うチョコレート、間に合わないチョコレート。ショコラティエにとっての特別なチョコレート。

それはチョコレートの奥深き世界に誘う、人生を変えてしまうほどの影響力を持った出会い。

 

あるショコラティエは幻のカカオを求めて南米の奥地へと向かいました。旅の果てに出会うべくして出会った部族は、ほとんど市場に出ないカカオ豆を神聖なフルーツとして代々受け継いでいました。

カカオ豆の選定からはじまり、熟成発酵させて焙煎し、砕いたものを調合して成形する。その一連の工程を一貫して行うことで、原料となる豆の素材本来の味わいや香りを楽しむことができる《Bean to Bar》スタイルの職人は、アジアで偶然飲むことになったチョコレートドリンクがきっかけでキャリアをスタートさせました。

子どもの頃、好きな子にもらったバレンタインデーの淡い一粒を、照れくさそうに語るショコラティエもいます。

それぞれの思い出の中にある、いまはもう間に合わない個人的なチョコレート。

そして、そんなショコラティエたちが生み出す、今年のバレンタインデー、いまからでも間に合うチョコレート。

込められた哲学や歴史、素材の源流をさかのぼることで、二人にとっての特別な一粒にするのもよし、そんなことを頭で考えずにロマンティックなシチュエーションで舌の上でとろける無条件な幸せを身体で感じるもよし。

 

甘くてちょっと苦い。だから深くて愛おしい。

一粒でドラマが生まれるバレンタインチョコレートをどうぞ。

甘酸っぱい記憶のなかにあるチョコレート ≫

辻口博啓 #1  2016.2.4
パティシエの世界大会でも数々の優勝経験を持つ辻口博啓さん。
和素材を使ったショコラのパイオニアとしても有名だが、専門店を出すまでになったきっかけをこう話す。

人生を変えた、「金の円盤」との出会い ≫

三枝俊介 #1 2016.2.6
三枝俊介さんがグランシェフを務める『パレ ド オール』は、日本語訳すると“金の円盤”。それは丸いチョコレートに金箔を散らした、フランス リヨンの老舗ショコラティエ『ベルナシオン』のスペシャリテの名前から取っているという。

ショコラティエの哲学がつまった一粒 ≫

辻口博啓 #2 2016.2.5
「2003年のオープン以来、オンリーワンのショコラ専門店を目指し、口どけや香り、歯ざわりなどを計算し、素材にこだわり抜いて、一粒のショコラを作っています」と語る辻口さん。

「パレ ド オール」が目指す、唯一無二のチョコレート ≫

三枝俊介 #2 2016.2.7
「『パレ ド オール』では、カカオの可能性を広げて、新しいチョコレートの楽しみを提供できればと思っています」とショコラティエ三枝俊介さんは語る。

チョコレート作りのきっかけをくれた「タブリア」 ≫

君島香奈子 #1 2016.2.8
“自然なチョコレート”づくりにこだわり、カカオ豆の焙煎から成形まで、丁寧にチョコレートと向き合うお店『xocol(ショコル)』は、駒沢公園から少し奥まった場所に、ひっそりと佇む。

カカオの本質を楽しめる、シンプルなチョコレート ≫

君島香奈子 #2 2016.2.9
「『ショコル』ではナッツやギモーヴが入っていたり、生クリームを加えてガナッシュにした商品も販売していますが、ベーシックな原材料はカカオと砂糖のみ。ミルクや乳化剤、香料を一切使わないので、カカオ本来の風味が楽しめます」

修行時代に懸命に身につけようとしたショコラの味 ≫

川口行彦 #1 2016.2.10
自らのアトリエが“美味しいチョコレートの原産地(オリジンーヌ)でありたい”という願いから生まれた『オリジンーヌ・カカオ』。

職人魂が込められた「カカオを楽しむ」チョコレート ≫

川口行彦 #2 2016.2.11
『オリジンーヌ・カカオ』のグラン シェフ川口行彦さんが手がけるチョコレートは、単に上質なカカオを使うだけではない。

甘くないバレンタインに嗜む、アートなチョコレート ≫

KLOKA・山フーズ #1 2016.2.12
「チョコレートは特別でなく日常的なものですね。作るのも食べるのも大好き。子供のころ、雨に濡れてしっとりした地面はガトーショコラ、乾いて白く割れたヒビはミルクチョコみたいだなって食欲を刺激されていました」

「自分たちが楽しいものを作る」から始まった、体感型チョコレート ≫

KLOKA・山フーズ #2 2016.2.13
味わう楽しみに加え、食べる人みんなが笑顔になるような仕掛けのある料理が人気の、山フーズ・小桧山聡子さん。『Mt. Isetan Chocolaterie by KLOKA (マウントイセタンショコラテリエ バイ クローカ)』をプロデュースしたKLOKAの矢島沙夜子さんは「山フーズさんを知った時から、すごく一緒に仕事してみたかった」という。