当たり障りのない会話、どこまで踏み込んでも大丈夫なのか!?

心のふきだし #39

昔からあまり仲が良くない人からも、個人的なことを聞かれやすい。学生のときは「一人暮らし」と伝えるとすぐに必ず、「家賃いくら?」と聞かれた。

大人になっても、住んでいるところを聞かれた後「家の広さは? 何平米?」「家賃いくら?」 、海外旅行に行くと言えば「誰と行くの?」「ホテルはどこ?」などと、知り合って間もない人に聞かれることが多い。

だからと言ってこちらも「あなたの家賃はいくらなの?」「家は何平米?」「旅行は誰と行くの?」とは切り返せない。これは絶対的なプライベートゾーン。よほど仲が良くないと言わないことだし、たとえ仲が良くても、相手が自分から言わない限りこちらから聞く必要はないことだと思う。

日本人は当たり障りのない会話、というのが苦手なのかもしれない。外国人と会話すると、そういう会話にとても長けていると感じる。プライベートに踏み込まない会話を延々続けられるのが特長だ。旅行や趣味、レストランなど、話題はいくらでもある。

相手のプライベートなことは関係が深まるにつれて、自然にわかってくることだ。

これは仕事の場面でも同様だ。以前、金融会社で、私の担当の男性が上司を連れてきたことがあった。40代半ばの課長クラスの男性だった。

いろいろな世間話から、急にこちらのプライベートゾーンに踏み込んできた。当時私は身内に不幸があったばかりで、精神的にも参っていた時期だ。こちらからそういう話をしたならまだしも、向こうから急に、「こういうことがあったんですよね」と始まり、触れられたくない、話すのがつらくなるようなことをいくつか質問された。