シャトー・ヌフ・デュ・パフの“白”、飲み頃はいつか多いに語り合う!?

ワイン縦横無尽 #26

ローヌといえば赤ワインのイメージが圧倒的に強い産地だが、コンドリューとシャトー・グリエは白のみの産地呼称だし、エルミタージュやシャトーヌフ・デュ・パプ(以下、ヌフ・デュ・パプ)でも少量ながら白ワインが造られている。

かつては、エルミタージュの白もヌフ・デュ・パプの白も、その希少性から赤ワイン以上の高値で売られていたそうだ。

ところがこうしたローヌの白ワイン、飲み頃の判断がじつに難しい。若いうちに味わうのが本分なのか、それとも熟成を経てから開けるべきなのか。

後者とすれば、どれくらい寝かせる必要があるのか? そんな疑問を解決すべく向かった先は、目黒雅叙園の「渡風亭」。

ヌフ・デュ・パプの名門「シャトー・ラ・ネルト」の輸出部長、クリストフ・ブリスティエルを囲み、日本のトップソムリエらとヌフ・デュ・パプの熟成について語り合うことに相成った。

クリストフ・ブリスティエル氏

ラ・ネルトは500年以上の歴史をもつヌフ・デュ・パプのシャトー。90haの所有畑はこの地で有名なガレ・ルレ(角の丸まった石ころ)のほか、砂質、粘土質、石灰質とさまざまな土壌に分かれている。

敷地内にはふたつの泉があり、暑く乾燥した年でもフレッシュさをもたらし、とくにシラーや白ブドウ品種にとっては好ましい。