ご存知か?レバノンのワイン。シャトー・ミュザールの白は土着品種による驚きの集中度!?

ワイン縦横無尽 #26

レバノンワイン……と聞き、ピンとこない人がいても不思議ではない。中東に位置するレバノンは、人口の95パーセントがアラブ人。70年代半ばに勃発した内戦は90年まで続き、その後もイスラエルの侵攻やシリアの介入など、21世紀を迎えても政情は安定しない。ところがこの国で、1930年からワイン造りをしているファミリーがある。シャトー・ミュザールを経営するホシャール家だ。

じつはレバノン。民族的にはアラブ人といってもキリスト教徒が4割を占め、1920年から第二世界大戦が始まるまではフランスの委任統治下にあった。その名残りで今なおフランス語を話す国民が多く、大戦後の首都ベイルートにはリゾートホテルが立ち並び、中東のパリと呼ばれるほど。シャトー・ミュザールの二代目セルジュ・ホシャールも、ワイン造りはボルドー大学で学んでいる。

そのシャトー・ミュザールからホシャール家の三代目にあたるマークが来日。シャトー・ミュザールのワイン造りについてうかがった。