人間の機械化こそが、遺伝子に刷り込まれた絶え間ない技術開発の最終目的ではないのか!?

そもそも人間とは、その定義において最初から技術が組み込まれている。「人間は道具を使うサルである」と言われるように、道具や技術を使うことが人間と動物の違いであり、技術こそが人間を人間たらしめている。

その人間が技術開発を止めない根本的な理由は、遺伝子にある。遺伝子はより高い能力を持つものがこの世に生き残るという原理に従って、その種を進化させる生物的手段である。突然変異や交配という遺伝子操作を用いて、いわばランダムにより能力の高い個体を発生させ、その個体を生き残らせるという方法である。

この原理に従って繁栄してきた人間においては、たとえそれが技術を用いた能力の拡張であっても、その原理に従って能力を拡張し続ける訳で、それ故、技術の衰退はないのである。

では、人間はさらなる技術開発によって何を目指そうとしているのだろうか。その答えは、その身の機械化である。技術によって能力を拡張するということは、同時に人間の機能を機械に置き換えることでもある。それ故技術開発を続ければ、いつかは人間の体は全て機械に置き換えられる日が来る。