人間の機械化こそが、遺伝子に刷り込まれた絶え間ない技術開発の最終目的ではないのか!?

人間とロボット #2

ロボット関連のある国際会議で、義手を付けている障がい者のイギリス人に出会った。何かの理由で手を失って義手を付けているのであるが、それがすごくかっこよく見えた。その義手はカーボンファイバーでできていて、腕の筋電を読み取って、「握る」などの簡単な動作が幾つかできるようになっている。

他にもいろいろな機能の義手があって、それらを取り替えながら、いろいろと見せてくれた。その取り替える姿もとても未来的でかっこよかった。手首のところにユニバーサルなジョイントがあって、いろいろな義手がカチカチと簡単に装着できるようになっている。

それを見て、改めて「人間の定義において、既に肉体はその要件に入っていない」のだと実感した。パラリンピックで活躍する選手を見て、たとえば、70%の人間だとはもはや誰も思わないだろう。むしろ健常者よりもすごい演技をしていて、健常者を超えた人間のように思える人達もたくさんいる。

ではなぜ動物の中で人間だけが技術を使い、その能力を飛躍的に拡張してきたのだろう? そして、人間はその歴史において、常に技術を進歩させ能力を拡張してきた。それはどうしてだろう。なぜ技術開発を止めることがないのだろう?