なんと忘れられていたアンディ・ウォーホルのワインラベル!?

ワイン縦横無尽 #25

ナパ・ヴァレーのワイナリー「クヴェゾン」が、ポップアートの旗手として著名なアンディ・ウォーホルとコラボレートしたワインを限定生産。社長のジェイ・シュパート氏が来日し、世界で初めてこの特別なワインのコルクが抜かれた。

「クヴェゾン」社長ジェイ・シュパート氏

クヴェゾンは1969年、ナパ・ヴァレーに創立した老舗ワイナリー。98年にはマヤカマス山脈のマウント・ヴィーダーにある歴史的ブドウ園「ブランドリン」を傘下に収め、カーネロスの「クヴェゾン」でピノ・ノワールとシャルドネ、マウント・ヴィーダーの「ブランドリン」でカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ主体のボルドー・ブレンドを醸造している。

件のウォーホル・ラベルは今から35年前の1981年、オーナーのアレクサンダー・シュミットヘイニーがスイスでウォーホルと会食したことに始まる。その2年前にクヴェゾンを手にいれたシュミットヘイニー。クヴェゾンのワインをウォーホルにふるまい、「アンディ、どう思う?」と尋ねた。

もちろん彼が聞きたかったのはワインの品質だが、ウォーホルの返した答えは「なんてダサいラベルなんだ!」。それなら「君がデザインしてくれたまえ」と相成り、50以上のラベル画が作成されたという。

ブドウの粒をアーティスティックに並べ、それをポラロイド写真に撮り、シルクスクリーンでカラフルにプリントするという、巨匠ウォーホルならではの技法で描かれたラベル画は、あろうことかクヴェゾンのワインを飾ることなく、それから30年近く忘れ去られていたという。