南魚沼で新米をほおばる、日本人に生まれてよかった!? 『里山十帖』の至福

この宿では、オーガニックや無農薬の食事、館内の禁煙、豪華アメニティが無いこともポリシーとして表明し、「おこもり旅館でも、サービスを競う旅館でもない」と掲げている。里山で感じる発見と体験こそが真の贅沢であると謳っているのだ。

露天温泉付の客室から外を眺める。雪を被った山脈は捲機山連邦。
露天温泉付の客室から外を眺める。雪を被った山脈は捲機山連邦。

釘を使わない黒光りする柱や梁の古民家内では、総檜、総漆の美しい和室が、「早苗饗(SANABURI)」という名のダイニングルームとなった。主な食材は滋味溢れる地元の恵みだ。価値ある骨董の器に、現代作家のダイニングチェア、贅沢な和の空間にゆったりと時が流れている。

食事処:襖で区切られた食事処「早苗饗(SANABURI)」の一部屋。
襖で区切られた食事処「早苗饗(SANABURI)」の一部屋。
カラフルな秋の山里を思わせる秋料理のひとつ。
カラフルな秋の山里を思わせる秋料理のひとつ。

この地、南魚沼市大沢の山には秋が速く訪れる。そして短い秋はあっと言う間に過ぎ去り、雪深い冬が高速で忍び寄る。秋の深まりと共にキラリと光る艶と甘味、香り高い新米のシーズンとなる。「4m以上も積もる白銀の季節はたまらなくいい」という岩佐氏だが、短い紅葉の季節の内に、贅沢な食事をしに南魚沼へまた足を向けよう。

 

■ホテル情報:

里山十帖
新潟県南魚沼市大沢1209-6
http://www.satoyama-jujo.com/
Tel. 025-783-6777

Photo:Satoyama-Jujo