ロジカルな視点でNYファッションに新風を吹き込む「大丸製作所2」の仕事術

THE NEW YORKERS #6:Ryuhei Oomaru

「数を数えるのが好きなんです。子どものころ、ギネスブックを読んでいて最も多作なアーティストがピカソだというのを知って驚いた。巨匠として知られるのに、数も作っている。作品自体はもちろん、数という尺度でも評価できるのはすごいな、って感心しました」。

2008年に設立した「大丸製作所2」の代表としてNYデザイナーやブランドのパターンメイキングを手がけている 。これまでのクライアントはラルフ ローレンやカルバン クラインといったNYを代表するデザイナーから、ジェイソン ウー、クリーチャーズ オブ ウィンドなど新進ブランドまで。その数はざっと70社、手がけたパターンの総数は1万2,000点を超える。

実際、ファッションを生業にするまでは試行錯誤の日々だった。福岡県で大丸製作所という木工会社を営む家の長男として生まれ、エリート街道を歩むことを期待されていた。しかし、高校受験で第一志望の学校に入れなかったことで、挫折を感じ高校を中退。その後、出会ったのがファッションだった。