3,000円台は誰が飲んでも美味しくて、話題性があるワインを選ぶべし Vol.3

Vol.1はこちら
Vol.2はこちら

ワインスタイリストとして、そしてシャンパンバー『カーヴ シンデレラ』のプロデューサーとしても活躍する藤崎聡子さん。「常にどう飲むと美味しいか、相性がいい料理は何か」を考え続けているという。そこで藤崎さんに、毎日のテーブルに並べたいワインを教えてもらった。

Profile:藤崎 聡子
ワインスタイリスト。ワイン専門誌『ワイン王国』で活躍した後、2003年独立。数々の雑誌でワインやレストラン関連の企画を中心にとした連載執筆などをする一方、セミナーや飲食店のワインコーディネートも手がける。2007年、シュヴァリエ・ド・シャンパーニュ、2009年、オフィシエ・ド・シャンパーニュ(日本国内では最年少)に叙任。2014年に自身が主宰するシャンパンラウンジ『カーヴ シンデレラ』をオープン。現在開催中の日本橋三越にてポップアップバーもプロデュースしている。(〜9月27日まで)

 

—3,000円台のベストワインは?

これくらいになると、選択肢がいろいろあって逆に選ぶのに戸惑いますよね。ホームパーティの手みやげになどにも持っていきやすい価格帯だと思います。

だから、リーズナブルで美味しいに加えて、とっさの時に手に入りやすいということも実は大事な要素。そんな観点で選んでみました。

シャンピー クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール
Champy Creman de Bourgogne Blanc de Noir
税込3,240円(三越伊勢丹オンライン

バリューのあるワインといって、真っ先に思いついたのがコレです。ブルゴーニュで作られているクレマンなのですが、シャンパーニュ製法&長期熟成に加えて、ピノ・ノワール100%。果実味、ボリューム感ともに十分で、シャンパンと思って飲んでいいクオリティです。

三越・伊勢丹グループの百貨店ならどこでも扱っているので、急にお土産を買わなきゃ行けなくなった時にも覚えておくと役立つはず。“ほぼシャンパン”なのでフードは何に合わせてもOK。あえてフライドポテトやポテトチップスのようなジャンクなものと合わせても面白いですね。あと、クリームチーズにブラックペッパーを乗せたものなんかもマッチします。

 

クラウディ・ベイ・シャルドネ
Cloudy Bay Chardnay
税込3,067円(楽天市場:マリアージュ・ド・ケイ

Photo:マリアージュ・ド・ケイ

日本のワイン市場でニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン、というものを明確なポジションに引き上げたと感じているワイナリーです。ゆえに代表格のソーヴィニヨン・ブランは有名。でもシャルドネも作っているのですよね。知られているワイナリーだからこそ期待値が高まる、そんなセレクトだと思います。

共通するキレイな酸味、そして果実のピュアな印象はシャルドネのハイ・クオリティな世界をしっかり打ち出しています。これには生ガキ。レモンとライム、ダブルで搾ってください。このダブルが重要。驚く旨みを引き出してくれますから。

 

<番外編>
くずまきワイン ヴィレ ヤマブドウ・スパークリング
税抜5,142円(くずまきワイン

Photo:くずまきワイン

日本のワインて滅多に飲まないんですが、最近仕事の関係で国内中のワインを飲む機会があって。そのなかで驚いたのがコレです。山ブドウでつくったスパークリングワインなんですが、いわゆる赤ワインともまた違った特徴で、甘みもボリュームあって、コレはコレですごく面白い。“山ブドウ界のロマネコンティ”と呼んでます、私は(笑)。

日本のワインは、フランスのワインに倣って作り始めたものの、土壌の違いもあってその定着に長い時間がかかったわけですが、言ってみれば日本の“土着種”である山ブドウを使うと、こんなことになるんだと感心しました。税込み5,000円台と、今回の価格帯を若干オーバーするのですが、ある意味プライスレスな体験ができます。これは甘辛い味とベストマッチなので、例えばすき焼きなんかがばっちりです。

 

Text:Miki Ozawa

Photo:マリアージュ・ド・ケイ/くずまきワイン

→そのほかのプロが選ぶ「ベストワイン」はこちらから