おウチ中華に合わせたい、優秀な2,000円台ワイン Vol.2

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ミシュラン三つ星の常連、『カンテサンス』で9年に亘りサービスの要としてその手腕を発揮した小澤さん。そのワインの選択眼の確かさで、ソムリエとしても多くの人から絶大な信頼を寄せられている。そんな小澤さんが選んだコスパのよいワインとは?

 

Profile:小澤 一貴
『アピシウス』『フォーシーズンズ丸の内東京』等を経て、2007年『カンテンサンス』のディレクトールに。サービスの柱として、同店の8年連続ミシュラン三つ星獲得に貢献。この夏に独立し、自らが経営する『CRONY(クロニー)』の開店準備中。コンセプトは「予約の取れるレストラン」。コースだけでなくアラカルトメニューも充実させ、いろんな楽しみ方ができるレストランを目指す。

 

—2,000円台のベストワインは?

この価格帯は、実は探すと素晴らしいワインがあります。あと少しがんばって、3,500円のワインとかにいきがちなんですけど、デイリーに考えると、手を伸ばしやすい価格帯なので、知っておくといいですよね。

そこで、日本の日常の食卓には意外と中華料理や、スパイスが少し効いた料理が登場する頻度が高いので、そういう食事に合うもの、という視点も入れてピックアップしてみました。

<赤>
トルブレック ウッドカッターズ シラーズ2014(オーストラリア バロッサバレー)
Torbreck Woodcutter’s Shiraz 2014
税込2,678円(楽天市場:うきうきワインの玉手箱

Photo:うきうきワインの玉手箱

パーカーポイント99を取ったこともある、実力派の生産者のカジュアルライン。ブドウはシラーズ。バロッサバレーは寒暖差がしっかりあり日照条件が良い地区なので、果実味が柔らかく、赤ワインが苦手という人も飲みやすいと思います。

<白>
マルク・テンペ ピノ・ブラン・ツェレンベルグ2011(フランス アルザス)
Marc Tempe Pinot Blanc Zellenberg 2011
税込2,517円(Amazon

Photo:ディオニー

アルザスの生産者では5本指に入るような作り手の白ワインです。リースリングとかグランクリュになっちゃうとそれなりの値段になってしまうんですが、ピノ・ブランはリーズナブルなんです。いい生産者は、ブドウの育て方も上手いし、醸造の技術も長けています。

ピノ・ブランは、リースリングなどに比べると価格帯は一つ下がるんですが、クオリティは高いです。この品種は果実味があって若干甘みも感じるので、それがカレーとか、タイ料理などの辛い料理に良く合います。若干のオイリーさもあるので、焼売や春巻き、餃子などの点心と合わせても面白いですね。

<泡>
ニコラ フィアット シャンパーニュ ブリュット ホワイトラベル (フランス シャンパーニュ)
Nicolas Feuillatte Brut White Label
税込2,970円(楽天市場:うきうきワインの玉手箱

Photo:うきうきワインの玉手箱

知る限り、2,000円台で買える唯一のハイクオリティシャンパーニュ。味のバランスも良くて、この値段でシャンパン飲めるんだ、という満足感が得られます。本当のシャンパーニュなので、クオリティは間違いなく、パーティにも気軽に持って行けるし、家で飲むにもちょっと華やかな気分が味わえます。

Text:Miki Ozawa

Photo:うきうきワインの玉手箱/ディオニー