YOSHIKIとモンダヴィがコラボしたナパの逸品。目指すは“打倒オーパス・ワン”!?

ワイン縦横無尽 #23

先日、とある発表会に赴くと、ホテル内の会場はいつもと違う雰囲気に包まれていた。ステージの前に陣取る記者、カメラマン。後方にはテレビカメラまで並んでいる。「あれっ、会場を間違えたかな?」と一瞬戸惑うが間違いではない。だって、今そこで受付を済ませたばかりなんだから。

ワイン関係よりも圧倒的に数を占める芸能関係のメディアが見守る中、発表されたのは「Y by YOSHIKI」。X JAPANのドラマーYOSHIKIがプロデュースした、カリフォルニアはナパ・ヴァレー産のワインであった。

YOSHIKIとモンダビがコラボしたナパの逸品。目指すは“打倒オーパス・ワン”!?

世の中に有名人の名を冠した「XXワイン」は数多かれど、その大半は単なる名義貸し。ところがこれは、ワイン愛好家を自負するYOSHIKIが、ナパの名門一族モンダヴィ家の4代目、ロブ・モンダヴィ・ジュニアとコラボレート。ナパのワイナリーまで足を伸ばし(現在、YOSHIKIはロスを拠点にしている)、自らブレンド作業に携わった、じつにシリアスなワインなのである。

「YOSHIKIの名がつくワインだから、彼の思いが伝わるように気を配った。音楽的な言葉を使うなら、我々にとって見事なデュエットこそ終着点」とロブ。

一方のYOSHIKIも、「よい音楽を聴いていなければよい音楽は生まれない。だから僕もこれまでスクリーミング・イーグルやハーラン・エステイトなど、ナパでもトップクラスのワインを飲んで来た」。赤はずばり「打倒オーパス・ワン」だそうだ。

このプロジェクトため100を超えるサンプルを試飲。「ひとつの音色を間違えるだけで、ワイン全体が崩壊してしまう」ことに気づいたYOSHIKI。数え切れないほどのブレンドをやり直し、ついに完成したのがこの「Y by YOSHIKI」というわけだ。