何が生まれる!? アウディとドゥカティの緊密な関係

アウディ(あるいはフォルクスワーゲングループ?)がドゥカティを買収した理由に関して様々な憶測が飛び交った。当時フォルクスワーゲングループの会長であるフェルディナント・ピエヒ氏が、日本の「スズキ」との提携関係で小型自動車のみならず二輪車事業でもヴィジョンを持っていたが、結果的には提携が破綻したためドゥカティに白羽の矢が立ったともいわれている。

実はアウディブランドは、二輪車のDNAを受け継いでいる。アウディの前身である「アウトウニオン」は、第一次世界大戦後の大不況の中、生き残りのために「ホルヒ」「アウディ」「DKW」「ヴァンダラー」の4つの自動車会社が一つになったことがそもそもの始まりである(第二次世界大戦後、アウト・ウニオンに「NSU」が合流する)。

なかでもDKWとNSUは自動車事業だけでなく、二輪事業でも業績をあげている。だからVWグループではなくアウディの傘下に入ったと見るのはロマンチストすぎるか。

Photo:Volkswagen
Photo:Volkswagen

一方で、ドイツプレミアムブランドの中で4輪と2輪の両事業を行っているのは「BMW」のみ。競争が激しくなるドイツプレミアム3ブランドの中で、「BMWに対抗するために買収を?」なんて邪推するのは……プレミアムブランドのビジネスはそこまで簡単な話ではあるまい。