高値を呼ぶか!? ポップアートとしてのポール・スミス・グッズ

モード逍遥 #10

上野の森美術館で開催されていたポール・スミス展が8月23日で終了した。『HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH』と題されたこの展覧会は、2013年にロンドンで開幕し爆発的な観客動員数を記録した後に、ヨーロッパを巡回し、今年日本上陸を果たしたものだ。

筆者は真夏の午後に見物したのだが、意外やアジア圏のお洒落な方々が多く訪れていて、このデザイナーの人気の高さを改めて認識した。

ポール・スミスといえば、『ブリティッシュファッションを世界に広めたデザイナー。伝統的なスタイルをツイストし、そこにユーモラスなディテールを加えて遊び心を表現しながらも、常にクオリティの探求を疎かにしていない』といったところが一般的な評価であろう。

たしかにその通りなのだが、今回は筆者の考えるポール・スミスの知られざる側面、いわばポップアーチスト的なポール・スミスについて紹介することにしたい。