怪しくて面白くて艶やか。台南の路地裏は時空を超えた迷宮である!?

オイシイ旅 #13

美しすぎる路地裏の迷宮。黄昏の神農街。

昔の日本の路地裏のようでもあり。赤い提灯が、やっぱりここは台湾だと思ったり。初めて来た街角なのに、前に来たことがあるような気持ちがしたり。

ガス灯が灯り、さらに怪しげな幽玄の世界。髪の長い少女がこっちを見ています。台湾は昭和20年まで50年間日本が統治していた時代がありました。大正から昭和初期に建てられた家がひしめく路地裏は、時が止まった迷宮のように感じられます。

絶対に入ってはいけない“違う世界”がその先にありそうな店。何の店なのかは全くわからないけど、ちゃんと店番のおじさんがいるし、スタアの写真みたいなものがたくさん貼ってありました。

もう、いつの時代に、どこにいるのか。自分は何者なのか。なぜ、ここにいるのかも解らなくなってきました。そうなると、なにやら、食堂のおねえさんも、ちょっと怪しげに思えてきます。

でも実はここは、台南名物の担仔麺のお店です。お魚系の旨出汁スープにちょい辛の肉炒め。旨味、甘味、酸味、辛味が複雑に絡み合って、ものすごく美味しい。悶絶級。最後の一滴までスープを飲み干したいほど。