広島で生産される「アバルト124スパイダー」は、日系イタリアンのオープンカー!?

またインテリアではインナードアパネル、レザーとアルカンターラのシートやダッシュボードのデザインや素材など、ロードスターとの差別化が図られている。

デザインの次に大きな違いはパワーユニットだろう。ロードスターが1.5L直4エンジンを搭載しているのに対してアバルト 124スパイダーには、アバルトチューンが施された1.4L直4マルチエアターボを搭載。出力で約40PS、トルクで100Nmロードスターを上回っている。さらに足回りではブレンボ製ブレーキシステムやビルシュタイン製ショックアブソーバーが標準装備となっている。

最後にロードスターに無くてアバルト 124スパイダーにある要素としたら、アバルトのヘリテイジだろう。1949年の創業以来、フィアット専門のパフォーマンスメーカーとして数々のレースで大排気量車を相手に勝利を上げてきた歴史や、蠍のエンブレムに込められたDNAは、アバルト 124スパイダーでなければ味わえないだろう。アクセサリーで用意されている「レコードモンツァ デュアルモードエキゾースト」は、アバルトならではのエキゾーストノートを奏でる。

ここまで紹介したことが、マツダの「スカイアクティブテクノロジー」がふんだんに投入されたアーキテクチャーと、メイド・イン・ジャパンの高い製品クォリティと合わされば、なかなか魅力的なモデルになるのではないだろうか。アバルト 124 スパイダーを選択する理由には十分なり得る。まあ、あえて気になるとすれば、アバルト正規ディーラーの数が少ないことぐらいだろう。

Photos:FCAジャパン