ホテル名以上、テラスから眺めるルツェルン湖のサンセットは絶景なり! ホテル・テラス・アム・ゼー

宿泊者の欲望 #29

鏡のような美しい湖面を見せるルツェルン湖に、迫り出すように建つ老舗のホテルがある。『Hotel Terrace am See』(独語:湖畔のホテル・テラス)、名の通り湖と共に歴史を刻むホテルだ。

客室にはそれぞれに大小テラスがつき、湖の眺めを満喫。
Photo : Kyoko Sekine

ホテルの歴史を辿ると、観光国スイスのホテル史が見えてくる。1873年、ヨーロッパ初の山岳鉄道会社「フィッツナウ=リギ鉄道」(1871年創業)により、駅の一部として建てられたのが「ホテル・テラス」の始まりだ。そしてホテルは1899年に初の改修、その後1929年にも改修され現在の礎ができあがった。さらに2011年の改築で現在のホテルの姿になっている。

ホテル名にもあるように、2階部分には湖に突き出す様に大きなテラスが造られており、そこから見晴らす180度の湖の眺望と、周囲の山々が織り成すパノラマは創業当時と変わらず美しいという。また、館内で最も自慢の景色を誇るのは半円形のボールルームだ。シャンデリアや窓枠など歴史香を残した雰囲気は、かつての華やいだ舞踏会や宴を思い起こさせる。

湖畔側から観たホテルと頂上の絶景で知られたリギ山(標高1797m)
Photo : Kyoko Sekine