『ベニスに死す』感情表現の主役は、マーラーの「交響曲第5番第4楽章アダージェット」である

オトコ映画論 #22

1971年のルキノ・ヴィスコンティ監督作品『ベニスに死す』(原題Morte a Venezia【伊】)は、ドイツの文豪トーマス・マンの同名小説の映画化。

『ベニスに死す』 DVD ¥1,429 +税 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
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脚本はルキノ・ヴィスコンティとニコラ・バダルッコ。『地獄に堕ちた勇者ども』(1969) 『ルードウィヒ/神々の黄昏』(1972) と並ぶ「ドイツ三部作」の第2作であり、トーマス・マンの原作では主人公は小説家だったが、作曲家のグスタフ・マーラー(1860年-1911年)をモデルとしたため、映画の主人公は作曲家グスタフ・フォン・アッシェンバッハと変更されている。