観光列車とレストラン列車はこんなに違う!? 予約の取れない「東北エモーション」の理由

オイシイ旅 #11

東北レストラン鉄道『TOHOKU EMOTION』。

列車に乗ることが目的のひとつになる旅をキーワードにした列車が走り始めたのは2013年秋。三陸エリアの復興支援と地域活性の一環として計画されたプロジェクトでした。レストラン鉄道のコンセプトが大注目となり、追加運転につぐ追加運転と、予約が取れない人気は続き、3年目を迎えても相変わらずの人気ぶりです。

ここ近年は全国各地で観光列車が増えています。わたしは鉄道の旅が大好きなので、話題の観光列車を見つけては、乗りに出かけているのですが、この『東北エモーション』は、ホームでひと目見た時から、他とは違う魅力に引き込まれました。

まず、列車の外装。レストランをイメージしているのですが、これが手書きで描かれたようなイラストタッチ。しかもだまし絵のようなテクニックを使った線画の立体感がすごい。真っ白な車体がエレガントで青い空にスッキリと浮かび上がります。

「なんてセンスがいいのかしら。」それもそのはず、プロジェクトマネージメントは『CLASKA』『堂島ホテル』『木屋旅館』などの話題のプロジェクトを率いたTransit General Officeの中村氏と岡田氏のコンビでした。

そして、デザインは奥山清行氏。3年たった今も、新しさと懐かしさを感じる素敵な車両です。中に入ると別世界。シックなインテリアにとても座り心地のいい落ち着いた椅子。小さな列車の中と思えないゆったりした気分になれる空間に驚きました。