あえて今アウディに「アウディスポーツ」ブランドが生まれた理由

サブブランド「アウディ スポーツ」の情報発信拠点として、アウディ ジャパンは2016年中に全国で24店舗のAudi Sport店をオープンする。これは新しくショールームを作るのではなく、アウディの正規ディーラーの中に専用のCI/CDを用いたコーナーを設けるショップ・イン・ショップ形式で展開する。ちなみに2世代目へ進化した新型「アウディ R8」は、Audi Sport店のみの取り扱いとなる。

またAudi Sport店のオープンに先駆け、アウディ スポーツの思想を理解し、モータースポーツに関する知識を備えたスタッフの育成を目的にした「アウディ スポーツ アドバイザー」認定制度を導入。アウディの正規ディーラーの中から必要な要件を満たし、モータースポーツに精通するスタッフのみが参加できる特別なトレーニングを経て、最終日の認定試験にパスした参加者だけが「アウディ スポーツ アドバイザー」の資格認定をうけるそうだ。

その他にも、「アウディ R8」や「RS」シリーズを十分に体感するためにレーシングコースを使用した試乗プログラム「Audi Sport driving experienceプログラム」、ドイツ本社が開催する「Audi driving experienceプログラム」に優先的に案内する制度や、日本国内のリゾート地などでアウディのスポーツモデルを体験試乗できるイベントを開催するとのこと。

満を持してのサブブランドの展開ではあるが、アウディとして、スポーツモデルの拡販が販売台数全体に大きく貢献するとは思えない。なぜならボリュームゾーンのモデルではないからだ。

しかし、あえて今このタイミングでスポーティなブランドイメージを強化することを目的としたサブブランド「アウディ スポーツ」の本格展開は、販売台数以外のもっと大きな何かをもたらすであろう。

Photo:Audi

参考:

Audi Sport 3.2秒 ティザーCM – YouTube