ノスタルジーを感じ、思い出を追いかけるような気持ちで履く~スタイリスト・祐真朋樹 Vol.1

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Profile:Tomoki Sukezane
1965年京都市生まれ。(株)マガジンハウスのPOPEYE編集部でファッションエディターとしてのキャリアをスタート。現在は『UOMO』『GQ JAPAN』『Casa BRUTUS』『MEN’S NON-NO』『ENGINE』等のファッションページのディレクションのほか、著名アーティストや文化人の広告のスタイリング等を手掛けている。パリとミラノのコレクション観覧歴はかれこれ25年以上。

 

—今日持って来ていただいたスニーカー、全部新品ですね。

全部今年に入ってから買ったものです。半年でこんなに買ってしまいました。まだ一度も履いてないものありますねえ。

 

—こんなにスニーカー履くんですね、祐真さんってスニーカーも履いてますけど、もっとドレスシューズっぽい印象がありました。

そう? 最近はスニーカー履いているし、ずっと履いていますよ。もうすっかりスニーカーがメイン。デザイナーズのスニーカーでいうとディオールから始まって、ヴァレンティノにもはまりました。

 

—あ、そうでした。でもスポーツ系のスニーカーは最近ですよね。

スポーツブランドのスニーカーはそうかもしれない。オールスターはここ2年くらい履いています。黄色で始まって、水色とかグレーとか、カラーバリエーションもたくさん持っています。イギリス製でヒールパッチが黒のものしか履きません。

 

—黒のヒールパッチ? それってなかなか手に入らないのでは。

家の近所のセレクトショップ、JOHNで買っています。なかなか手に入りにくいみたいで、これを私物として雑誌に掲載すると、ひと騒動起こります。

 

—初めて自分で買ったスニーカーは何でしたか?

ファッションに目覚めてから初めて買ったのはコンバースオールスターのハイカット。色はサックスブルーでした。16才のときに買ったオールスターはチャック・テイラー。別にチャック・テイラーをわざわざ探し求めたというわけではなく、コンバースといえばチャック・テイラーしかなかったんですよ、あの時代は。

 

—それって、全部アメリカ製の輸入ものだったということ?

おそらく。詳しいことはわかりませんが、高校生だった81年に買ったものは、多分78年製だったんじゃないかな。

 

—いいですね。それは70年代リアルヴィンテージですね。

そうなんです。初めて見たコンバースはチャック・テイラーだったし、ほかにリーバイスも今や貴重なビッグEと言われる物だった。

 

—そういうものを見て、現代のコンバースと比べて、やっぱり昔のコンバースの方がかっこいいなと思うわけですか?

うーん、それは違います。僕は当時のものにノスタルジーを感じていて、思い出を追いかけるような気持ちで「いい」と思っている。それは個人的な感覚で言っているので、昔のものだから「いい」とか今のものが「悪い」ということではないんです。懐かしくて、嬉しくて履く、という感じなんです。