全てモード系黒レザー。ブーツのフォルムでスニーカーの快適性~スタイリスト・櫻井賢之 Vol.1

 

Profile:Masayuki Sakurai

1971年、東京都生まれ。1996年婦人画報社にて2001年よりフリーランスとして活動開始。現在はレディースも含めて、雑誌、広告、音楽、芸能で活動中。

 

—全て黒のハイカットのスニーカーですね! リック・オウエンス、ジバンシイ、ランバン……パッと見では違いが分かりません。

もともと、レザーのブーツが好きで、その延長線上のスニーカーになっています。足元にボリュームを持たせるスタイルが好きなんです。フォルムはブーツだけど、履き心地はスニーカー。中でもリック・オウエンスのジオバスケットというモデルは僕の定番で、毎シーズン新作を買い続けています。

 

—櫻井さん、昔はスーツスタイルでしたよね? 足元も革靴だったような記憶が。

20代はクラシコスーツを着ていました。トラッド野郎だったので。雑誌メンズクラブの編集部にいた時には、それこそクラシックな靴ばかりを好んで履いていました。スタイリストをやるようになってからですね、こんなにスニーカーを履くようになったのは。

 

—それまではスニーカーは履かなかった?

もちろんスポーツをやる時にはニューバランスとかナイキといったスポーツブランドの靴を履いていましたよ。メゾンブランドがスニーカーを出すようになったのはここ10年くらいですよね。この仕事始めてからですかねえ、スニーカーが機能のためのアイテムではなく、ファッションとして確立されたのは最近のことだと思う。

撮影の時の動作や、車の運転をすることが多いので革靴よりもどうしてもスニーカーのほうがラク。それで最近はスニーカーを履く毎日です。

 

—でも、そこで機能重視のスポーツブランドにいかなかったのは? スタイル的な理由ですか?

はい。スタイル的にこっちの方(リック・オウエンスなどファッションブランド)が合っていたからですね。僕は基本的に黒が好きで、冬はブーツを履くことが多いんですけど、ボリュームのあるスニーカーの方が自分のスタイルには合っているんです。

例えば最近の流れで言うと大きめのシルエットやドロップ感のある服にはボリュームのあるスニーカーのほうが合うと思います。リック・オウエンスのスニーカーは7~8年前から履いています。

最初はショーで見てかっこいいなと思って、ジオバスケットを毎シーズン買い続けています。基本的には同じデザインなのですが、毎シーズンアップデートされているので(素材感とか)。

 

—リック・オウエンスって、レザーブーツの印象が強かったんですが、こんなにスニーカーに力を入れているんですね。

スニーカー、沢山ありますよ。サイクロップスとかいろんなシリーズがあって、定番ものだけで6種類くらいあるんですよ。