ファッションはファンタジーだけど、スニーカーはリアリティなんです~編集者・榎本一生 Vol.1

 

Profile:Issey Enomoto

1976年生まれ。フリーランスのエディター、ライター。シューズとスニーカーの専門誌『SHOES MASTER(シューズ・マスター)』編集長、ランニングギア専門誌『Runners Pulse(ランナーズ・パルス)』副編集長、フイナム ランニング クラブ♡部長

 

 

−「シューズ・マスター」の編集長でもあり、スニーカー博士として知られている榎本さんですが、昔からスニーカーに詳しかったんですか?

中高生時代からスニーカーが好きで、当時はアメ横に足繁く通っては知識を深めていました。昔テレビでカルトQ(*注1)という番組があったんですが、高校生の時にスニーカーの回に出たんです。150人中3位という順位で予選にパスしてテレビでの本選に進んで。その後、さまざまなところからお声がかかって、ポパイ編集部で働くことになりました。

注1: 『カルトQ』(カルトキュー)は、フジテレビ系列局で放送されたフジテレビ製作のクイズ番組。特定ジャンルに徹底的に特化するマニアックなクイズ番組として1991年に登場した。テーマごとに出場者を募集し、予選を行う。予選問題は筆記テストで(初級、中級、超カルト=上級)、予選を通過して本選に進めるのは上位5名のみ。予選を通過した上位5名がスタジオに集結、カルトキングを目指して戦うという当時一世風靡した番組。

 

-何がきっかけでそんなにスニーカーにのめり込むようになったんですか?

1992年のバルセロナ五輪で見たジョーダンがきっかけでした。アメリカのNBAの選手達をテレビで見ていて、これはすげえな!と思っていました。自分でもエア・ジョーダンを買って履いてみたら、今まで履いていたスニーカーと全然違う履き心地でなんとなく自分もジョーダンみたいに高く飛べるんじゃないかと、気分まで盛り上げてくれるような靴でした。歴代のジョーダンを集め始めて、さらにほかのスニーカーも買うようになっていきました。

 

−ところで榎本さん、しばらくお会いしないうちに随分痩せましたよね?

実は2年ほど前からランニングを始めて、本気で走ってるんです。それで、15キロも痩せました。大会にも色々出ていて、ワンシーズンに3〜4回はフルマラソンに出ています。出過ぎじゃないか?と周りからは言われますが。さらに、ウルトラマラソンという100キロのマラソンにも出ています。

 

-完全にはまっていますね。

ランニングを始めて、さらにスニーカーへの興味に拡がりが持てました。実際に履いて走ることで、機能性を体感できるからです。身体の調子もいいし、見た目も変わるし、ランニングにはいいことしかありませんよ。

トレイルランニングもやるようになったんですが、これも楽しんです。トレイルランニングってハマっている人は元ヒッピーが多い。ある種のトリップ感があるんですよ。夜走ると真っ暗闇で、下って行く時とか高揚感がすごい!