アル・パチーノのアカデミー主演男優賞を決定づけたタンゴ!?

オトコ映画論 #18

1992年のマーティン・ブレスト監督の『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(原題Scent of a Woman) は、アル・パチーノのアカデミー男優賞を決定づけたといえるタンゴが登場する。

「セント・オブ・ウーマン」ブルーレイ/DVD発売中 ブルーレイ:1,886円(税抜)DVD:1,429円(税抜) 発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント (C) 1992 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.
「セント・オブ・ウーマン」ブルーレイ/DVD発売中
ブルーレイ:1,886円(税抜)DVD:1,429円(税抜)
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C) 1992 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

物語のおもな舞台は、ボストンの全寮制の名門高校。冬の感謝祭の休日で、盲目の毒舌家の退役軍人、フランク・スレード中佐 (アル・パチーノ) はニューヨークで大豪遊する。そこの学生チャーリー・シムズ (クリス・オドネル) は彼の身の回りの世話をしていたが、彼のお供するわけだ。

泊まったホテルは超高級のウォルドルフ・アストリア・ホテルで、送迎車はリムジン。ダニエルはミニバーのジャック・ダニエルのミニボトルを飲んでばかりだ。親友だから「ジョン・ダニエル」と呼んでいる (このエピソードはジャック・ダニエル好きのフランク・シナトラのものだったか)。

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ふたりは5番街でスーツを新調し、目も見えないのに19万ドルもするフェラーリの新車を試乗して暴走させる。おまけに、ティーラウンジで美しい女性ドナ (ガブリエル・アンウォー) とタンゴのステップまで披露するのだ。ダニエルはあらかじめ、彼の目であり、耳であるチャーリーにラウンジの広さなどを聞いている。あとは、生きていることを実感するように、ただ踊るだけだ。