「髪型」と「型髪」。髪型ジプシーをもう終わらせたいあなたへ!?

それから数十年、日本のヘア業界には独自の技術と文化が発達しました。今を基準に考えるなら、一番大きい変化は90年代に流行ったシャギースタイルでしょう。そう、あの毛先がスカスカに削がれたあのスタイルです。

それまでは欧米に追随するような風潮があった日本のヘアスタイルも、このとき独自の進化を遂げました。そもそも硬くて多いという髪に対する日本人特有のコンプレックスを、はじめて解消したのです。

今、街を歩いている女性のヘアスタイルを見回すと、だいたいの方が鎖骨から下の長さで、アイロンで毛先にカールを作り、前髪は眉下の長さというスタイルが大半です。

なぜか?
それは、「髪型」」が「型髪」になってしまっているから。

似合うからそのスタイルにしているのではなく、その形にしていれば誰も不快にさせることはないし、「みんながやっている」という安心感もあります。いわば「印籠のようなもの」かもしれません。

でも、やはり「似合っている」と「違和感がない」は違うことだと思うのです。

「違和感がない」は、ただマイナスがないだけで、プラスがあるわけではない。かたや「似合っている」は、それだけでプラス。

「いい美容室が見つからない」「自分に似合う髪型がわからない」
そんな「髪型ジプシー」を無くすことが本来、美容師の仕事であり、醍醐味でもあります。

そして、「髪型ジプシー」を卒業するためには、髪を切られる側が「型髪」を拒否することが必要でしょう。安易にあの鎖骨下の巻き髪スタイルにされないことが、あなたにとっての「型髪」ではない「髪型」、つまり「似合う髪型」を見つける第一歩かもしれません。

 

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