美術館だけじゃない!商店街でもアート体験を。~十和田市現代美術館&十和田ホテル Vol.2

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街ごとアートを楽しめる、十和田市現代美術館。そのみどころをご紹介。

1、屋外でも屋内でもアート三昧

この美術館の名前を聞いて真っ先に思い出すのは、韓国を代表するアーティスト、チェ・ジョンファによる《フラワー・ホース》やオーストラリアの巨匠、ロン・ミュエクの《スタンディング・ウーマン》といった大型の作品ではないだろうか。そうした作品のスケール感を堪能できるのもこの美術館の魅力のひとつ。

ロン・ミュエク《スタンディング・ウーマン》
ロン・ミュエク《スタンディング・ウーマン》
チェ・ジョンファ《フラワー・ホース》

他にも奈良美智、草間彌生などの日本でもよく知られる現代作家をはじめ、計38の作品が館内そして、屋外のアート広場に展示されている。館内の作品もガラス越しに観ることができるものも多く、ふらり散歩ついでにアート鑑賞なんていうことも可能。近くに住んでいる人が羨ましいようなつくりとなっている。

 

2、西沢立衛による、建築にも注目!

この美術館の設計を手がけたのは建築家・西沢立衛。SANAAとして金沢21世紀美術館を手がけた建築家だけに、ガラスを使った開放的で街に溶け込んだ建物もここの目玉のひとつとなっている。大小さまざまな白い四角い箱が展示スペースとなっており、それをガラスの廊下が結ぶようなつくりで、その開放性と外部との連続性で、まさに街にひらかれた美術館だ。

「ひと言で“街にひらかれた美術館”と言っても、なかなかイメージできないかもしれないですが、大きなガラス1枚で隔てられ、作品が近くにある様子が通りの風景になっています。また、常設展示の大半は作品が決まってから、展示室を作っていきました。つまり、全体がアートのための家。作品の特徴や魅力が最大限に楽しめるようになっています」(児島さん)

もちろん、美術館はアート鑑賞するだけの場所ではない。こちらへきたら、是非カフェにも立ち寄りたい。

カフェが併設されている休憩スペースの床面は、台湾のアーティスト、マイケル・リンが南部裂織から着想を得たという色鮮やかなペインティング作品となっており、休憩時間もアートに触れつつ豊かな時間を過ごすことができる。カフェメニューもスタッフが工夫しており、最近人気なのは、ソフトジェラートというメニュー。ソフトクリームよりも濃厚な味わいだけど後味がさっぱりしているスイーツで、牛乳から厳選して作られているそう。