十和田湖をぐるっと半周。アートと名建築を訪ねる。~十和田市現代美術館&十和田ホテル Vol.1

“アートが街を変える“というコンセプトで、街づくりに積極的にアートを取り入れている十和田市。その中核とも言えるのが2008年にオープンした十和田市現代美術館だ。

草間彌生 《愛はとこしえ十和田でうたう》

今年4月には新館長として小池一子さんが就任。小池さんと言えば、無印良品の立ち上げに参加し、以来アドバイザリーボードを続ける傍ら、多くの展覧会を企画・監修しており、最近では21_21 DESIGN SIGHTの「田中一光とデザインの前後左右」も記憶に新しい。

同じく副館長に就任したのはキュレーター、ライターとして活躍する一方で大学で教鞭を取る児島やよいさん。デザインとアート、それぞれを熟知するふたりの女性が舵をとることでどのような変化をもたらすのだろうか。直接、児島さんに話を聞いた。

「今、十和田市現代美術館は、多くの人に知られるようになりました。アート広場には草間彌生さんをはじめ作家の作品があり、そこで日常的に近所の子供たちが遊びに来たり、保育園の園児さんたちがお散歩にきてお弁当を食べていたり……。市民の人たちにはとても親しまれています。また、アートファンのみならず、観光バスで団体のお客様も立ち寄るような場所になりました。そこからさらに一歩進んだ提案をこれからしたいな、と思っています」

具体的にはどのような試みをしてくのだろうか。