富士山麓の絶景美術館と、4組限定「水とガラス」の温泉宿~クレマチスの丘&ATAMI海峯楼 Vol.1

クレマチスの丘で是非おさえておきたいのは「ヴァンジ彫刻庭園美術館」だ。ヴァンジ彫刻庭園美術館では常設展示としてイタリアの具象彫刻家、ジュリアーノ・ヴァンジの作品約60点を観ることができる。

2002年に開館したヴァンジ彫刻庭園美術館は、現存するひとりの彫刻家の作品を展示するという目的に特化して設計された。彫刻の置き場所、照明の当て方の隅々までヴァンジの意図が生かされているそうだ。

入口のヴァンジが下絵を描いたモザイクの壁を過ぎると、上部の広大な庭園へと視界が開かれ、白い御影石を用いた展示デッキから、遠方に箱根山麓を、眼下に長泉・三島の街を望むことができる。

続いて現代美術作家 杉本博司が内装・坪庭を設計した「IZU PHOTO MUSEUM」も必見だ。

「IZU PHOTO MUSEUM」は2009年10月に開館。古い写真から現代写真まで、また芸術だけでなく今まで芸術の中では語られてこなかった写真から、写真にまつわる現代美術、現代作家までを取り扱うミュージアムだ。

常設展がなく、年間3企画ほどの企画展のみというのも魅力のひとつ。2世紀足らずの「写真」というメディアをとりまく状況や歴史を検証・提示しながら、作家の表現世界や「写真」を通した近現代の有り様を紹介している。

©Hiroshi Sugimoto/IZU PHOTO MUSEUM

山の中でアートを堪能した後は、海エリアの熱海に移動して温泉宿で身体を休めたい。建築家・隈研吾が手掛けた「水とガラス」をテーマにした非日常的な空間は一度でいいから泊ってみたい。

館内はガラスが基調とされているので、目の前には遮る物が一切なく透明で、海の絶景が大スケールで目に飛び込んでくる。加えて随所にさまざまなアートが飾られており、訪れる人の感性を刺激してくれる。

熱海の高台にあり相模湾を見下ろす絶景のロケーションで、わずか4部屋の客室はすべてオーシャンビュー。ラグジュアリースイートには露天ジャグジーがあり、海を眺めながら湯浴みをできる贅沢さ。夕食は地元の厳選食材をおりまぜた日本料理。

緑の美術館と、ガラスの透明な宿。眼福極まる旅ではないか。

 

クレマチスの丘

静岡県長泉町東野クレマチスの丘
TEL:055-989-8787
JR三島駅 北口より無料シャトルバスあり
https://www.clematis-no-oka.co.jp

 

ATAMI海峯楼

静岡県熱海市春日町8-33
TEL:0557-86-5050
http://www.atamikaihourou.jp