「新しさ」が崇拝される日本酒の世界にも「熟成」はある

佐渡からの日本酒通信 #9

「日本酒と女性は、熟成するほど良くなるんだよ」

そんなコメントをしてくれる日本男児は、残念ながら今のところそう多くはないでしょう。日本酒の世界は「新しい」が崇拝される傾向がありまして、その嗜好はまるで若い女子がもてはやされるのと同様に思えます。

だけど、熟酒の魅力というものにも目を向けてみてほしい。これを知れば、お酒の飲み方が変わるってもんです。もしかしたら、女性との付き合い方も、変わるかもしれないってもんなのです。

まず「熟成」と一口で言っても、その期間によって熟成ぶりはいろいろです。ワインで「熟成」と言えば、誰もが数年から数十年をイメージしますが、日本酒の場合、「熟成」はほんの数か月から数十年と幅広く存在致します。数か月で味わえるプチ熟成……しかも、手の届くお値頃感。それはいったいどんなものなのか?