出雲にミシュラン三つ星の庭!? 行かねばなるまい。~足立美術館&さぎの湯荘Vol.1

その広い庭は、「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など、計6つで構成され、眺める場所によって異なる表情を味わうことができる。

創設者である実業家・足立全康は熱狂的な美術好きで、作品の蒐集にも非常に熱心だったという。その足立がもう一つ全力を傾けたのがこの日本庭園。「庭園もまた一幅の絵画である」という信念で創り上げたという庭は、彼の情熱と美術への深い愛情を感じさせる。

美術品をより深く味わうために作られた庭園は、館内から鑑賞するように作られていて、窓から眺める庭園は、まさに額に入れられた絵画のようだ。

そしてこの見事な庭園を維持するには、今もつづく美術館職員による不断の努力がある。

「美術館では珍しい「庭園部」という部署があり、現在7名の専属の庭師が、広大な庭園の維持管理を行っています。また、開館前には、庭師はもとより美術館職員も、朝出勤するとまず庭に出て清掃作業を行います。当館は年中無休で開館していますので、開館以来、45年以上繰り返されている足立美術館の伝統です」(足立美術館広報)

ここでは時間に縛られることなく、とにかくゆったりとした気持ちで日本美術の美しさ、奥深さに身を委ねる過ごし方が正解だろう。

 

Information:

足立美術館
島根県安来市古川町320
tel.0854-28-7111
開館:9:00〜17:30 (10〜3月は17:00)
休:年中無休(新館のみ展示替えのため休館日あり)
新館休館日:7月14日、10月20、21日、11月14、15日
http://www.adachi-museum.or.jp/

*現在、夏季特別展「謎解きしながら名画鑑賞 日本画ミステリー」、夏の特別展示「横山大観コレクション選」、「日本の情景-夏-」を開催中
http://www.adachi-museum.or.jp/archives/exhibition/summer2016