IT社会でデザインが出来ること-ライフスタイルとしての民主主義

デザインのミカタ #7

6月4日の複数の新聞やネットメディアが、アメリカの情報収集活動を暴露したCIAとNSA(国家安全保障局)元職員、エドワード・スノーデン氏が亡命先のロシアから、同日東京都内で開かれたシンポジウムにネット中継で参加し、IT技術による監視社会の危うさを指摘したと報じている。

シネマトゥデイによると、スノーデン氏は、9.11以降テロ対策やセキュリティの名目で監視が強化され、“隠すことや悪いことをしていなければ、怖れる必要はないでしょう”という理屈で政府による盗聴が行われていると指摘し、「NSAは大手IT企業のサーバーに直接アクセスできるので、ネットで誰が何を検索したか、携帯で誰と話し、どこへ移動したか、すべてのデータが蓄積され、無差別の監視が可能です」と語ったという。

私たちは、スマホのアプリが位置情報の提供を求めてくるのを安易に承認していたり、スマホや交通カードの移動履歴などをビッグデータとしてビジネスに利用するサービス提供側の企業が、プライバシーに関する情報は使用しませんということをあまりに安直に鵜呑みにしたりしている。

駅や交差点には監視カメラが増え、顔認識技術の精度が増している。自動運転技術はリアルタイムで誰のクルマがどこを移動しているか走査しやすくするだろう。IoTの進展でモノが持ち主の活動状況や健康状態を収集し、それが思いも寄らぬビッグデータとして利用されることもありうるだろう。

もし、誰かがあらぬ容疑を抱いてあなたの全行動を監視しようとしたら……。