創業者アウグスト・ホルヒの「レースは技術の実験室」という思想が、ル・マンの常勝チームを作った

近頃Audiが気になりませんか!? #2

自動車の発明以来、車両の開発だけではなくブランドイメージ向上のためのマーケティングツールとして、自動車メーカーとモータースポーツは国内外を問わず、切っても切れない関係だ。

F1ではここ数年、メルセデス・ベンツの独走状態が続き、世界ラリー選手権(WRC)ではフォルクスワーゲンが淡々と勝利数を重ねている。国内メーカーでは、トヨタが積極的に「世界一の草レース」と言われるニュルブルクリンク24時間レースに参戦し、レースを通じてメカニックやエンジニア、車両評価ドライバーの育成に役立てているという。

ではアウディはどうだろうか? 他のメーカーと同じように、あるいはそれ以上に、モータースポーツとの関連性を強く意識しているといえる。アウディとモータースポーツが密接な関係であることは、アウディの創業者、アウグスト・ホルヒの「レースは技術の実験室」という思想が根底にあるからだ。アウディはモータースポーツに参戦することで、市販車にどんなフィードバックをしているか見ていきたい。