骨董好き、モノ好きのプロフェッショナルが愛する、美しい京都~南雲浩二郎(ビームス・クリエイティブディレクター)Vol.2

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ビームス創造研究所でクリエイティブディレクターとして活躍する南雲浩二郎さん。モノ選びのプロフェッショナルが教える京都通になる秘策、残り4つとは……?

 

2、books&things

南雲さんの「京都に引っ越した友人」が営む古書店。祇園の知恩院から鴨川へとつづく古門前通りと併行するように通る新門前通りには、古美術の店が多く、落ち着いた佇まいだ。

こちらの店は、その新門前通りの近くの小さな路地に位置する。古い町家の中にある店舗は、京間の2畳間と4畳半とこじんまりしていて、靴を脱いで上がる。「彼がここにお店を開いたので、京都に来る機会が増えたんです」と南雲さん。

海外のものを中心に、写真集や、建築・アートの古書が並ぶ。古本屋にありがちな雑然とした雰囲気はなく、選び抜かれたものがすっきりと置かれ、客の好みや興味に応じて、ストックをもってきてくれたりと、丁寧に相談に乗ってくれる。

ここにしかない、希少な古書もあったりと、足を運ぶ価値として地元のアートファンからの支持も高い。

books&things
京都市東山区古門前通 大和大路下ル元町375-5
tel.075-744-0555
http://andthings.exblog.jp/

 

3、遊美

茶屋街、宮川町の小さな路地に佇む割烹料理店。見つけづらい場所にあり、誰かに教えてもらわないと、なかなか入りにくい。南雲さんは、京都を訪れると必ず一度はこの店で食事をするという。

「以前、アートディレクターの故・渡辺かをるさんのお誕生日会がこの店で催されたんです。それ以来、よく来るようになりました。出される料理のバランスがとてもいい。清潔ですっきりしたカウンターも気持ちがいいし、知人に紹介することもよくあります」

供される器もいいものを丁寧に使っているのも、好きな点のひとつだとか。

「骨董店は自分でも探したりできるんですが、食事の場所は人に教えてもらう事が多いですね。食の趣味が合う人からの紹介というのが一番頼りになります」

昼も夜も、コース仕立てのみ。店主の趣向に身を委ねて楽しむのが正解のようだ。

遊美
京都府京都市東山区新宮川町通松原下ル西御門町444
Tel.075-541-0879