京の遊びを体験しつくしてたどり着いた、自分好みの愉しみ方~渡辺ゆり子(空間コーディネーター)Vol.1

食空間のトータルコーディネーターとして活躍する一方で、雑誌のレストラン連載の執筆やバーのオーナーという顔ももつ渡辺ゆり子さん。

そんな渡辺さんの京都歴は長い。「学生時代のボーイフレンドが同志社の大学生だったんです。だから時々京都に遊びに行く機会があって。それまでの修学旅行先のイメージと違って、素敵なカフェとか、美味しいお漬け物やさんとか、学生レベルでも楽しめる場所がたくさんあることが新鮮でした」と懐かしむ。

渡辺さんがもっとディープで大人な京都にはまったのは、お茶を習いはじめたことがきっかけ。知人から紹介された裏千家のお茶の先生の稽古場が京都の上七軒にあり、月に1度は稽古で東京と京都を往復した。行くたびに骨董などの器を探し、一時期自宅は京都で買い求めた器でいっぱいだったという。

また、同じ頃、ウェディングの仕事を通じて知り合った京都の実業家の人を介して、本格的な京都の遊びの世界を知ることに。「お茶屋遊びに連れて行っていただいたり、料亭に行ったり。そういう世界に触れるたびに京都の遊びのダイナミックさと奥深さを実感しました」

そんなラグジュアリーな京都も経験し尽くした渡辺さんだが、その経験を踏まえて今では、コストパフォーマンスの高い店や、独自のセンスが光る店の開拓にいそしんでいる様子。そのバランス感覚は、是非見習いたいものだ。