古民家を再生させた『篠山城下町ホテルNIPPONIA』、まさに「城下町に泊まる」!?

オープンは2015年10月3日、まずは4棟の宿から始まった。「篠山城下町ホテル NIPPONIA(ニッポニア)」と名付けられたホテルは、築100年を越す貴重な日本家屋や、文化財となった古民家を「宿」として改修・改装をし、400年の歴史を紡ぐ篠山城下町全体をホテルとして楽しんでもらおうという。

「ONAE」の玄関を入ったロビーエリア、昔のママに残された土間を旨く利用。
「ONAE」の玄関を入ったロビーエリア、昔のママに残された土間を旨く利用。

篠山城築城と共に整備された町は、今もなお城跡を中心に数々の老舗店が軒を並べている。特に河原町付近は散策も愉しく、有名な黒大豆老舗店、鯖寿司の老舗や新しいカフェ、ショップ、レストランまで点在し興味深い町造りだ。NIPPONIAが提案するのはこのポイントであり、城下町に溶け込むホテルとして町ごと盛り上げたいと考えている。

ホテル4棟の内、中心となる棟「ONAE」は篠山市旧景観建築物1号として指定された立派な邸だ。明治時代築の元銀行経営者の旧住居であった母屋、離れ、土蔵、中庭などを当時のまま利用し、客室やレストランはレトロモダンに改修されている。

「ONAE」客室のひとつ。すべての部屋のデザインが異なりベッド仕様の部屋もある。
「ONAE」客室のひとつ。すべての部屋のデザインが異なりベッド仕様の部屋もある。

その館内のレストランで出される料理は徹底して“産地”の名産品にこだわり、フレンチの技法を用いた丹波篠山料理「テロワール・エ・ナチュール」(土壌と自然)を提供。篠山地域は黒大豆だけではなく、数々の名産品があることもここで知ることに。

世界的銘品の但馬牛、良く知られた地酒の数々も登場するグルメな土地柄や継承される文化伝統に、日本の地方の底力を見せられた。

 

ホテル情報:

篠山城下町ホテル NIPPONIA

兵庫県篠山市西町25番地 ONAE棟
TEL:0120-210-289
http://sasayamastay.jp/about/index.html

Photos: Kyoko Sekine