京都の中に見る、 茶の湯に通じる高い美意識~重松理(ユナイテッドアローズ名誉会長)Vol.1

日本を代表するセレクトショップ、ユナイテッドアローズ名誉会長の重松さんは業界きっての趣味人だ。本業のファッションはもちろん、木工品、陶器、着物、食(特に甘味には目がないとか)など和の分野にも造詣が深い。

そんな重松さんが京の魅力を知るきっかけとなったのは「もともと骨董が好きで、普段使いの骨董を買いに行ったこと。かれこれ20年ほど前かな」。四季折々の風景と食事も楽しみで京都に出掛けていたという。6年前に京都のマンションを購入し、以来月に一度は足を運んでいる。

最近、重松さんの個人事業として銀座に衣料品、木工品、漆製品などを扱う専門店「順理庵(じゅんりあん)」をオープンしたばかり。お店では、京都の帯匠「誉田屋源兵衛」十代目山口源兵衛氏がプロデュースした手織生地や、京都の銘木匠「泰山堂」村尾泰助氏の木工品などを取り扱っている。

さらに金閣寺の北エリア・京都鷹峯に私邸「洛遊居」が2018年竣工予定とあって、京都に特に縁が深い重松さん。

京都の私邸のための木材を選ぶ重松さん
京都の私邸のための木材を選ぶ重松さん

京都に暮らす人々と話し、仕事をして伝統にふれるうちに、観光だけでは知り得ない京の深い魅力を体感しているようだ。