日本の「ダニエル・ウェリントン」ブームにちょっと待った!?

砂漠のような東京でも…週刊ファッション日記 #14

ファッション業界に長くいると、「ちょっと待ってよ、これアリなの!?」というブランドや商品に時々お目にかかる。まあ、「ファッション業界だから」ということで笑って済ませれば、そのうちに消えていくので目クジラ立てることもないのだが、あれよあれよという間に、マーケットでそこそこのポジションを獲得したりするケースもないわけではない。

ごく稀にだがこういう場合は、アッサリと脱帽して自らの非を認めるしかない。最近私が注目しているのは『ダニエル・ウェリントン』という時計のブランドだ。今年に入ってから通勤中の山手線で1日1個以上必ず見かけるようになったのである。

付けているのはちょっとおしゃれなさほど裕福とも思えぬ20代の女子。文字盤が大きいのですぐにわかる。最初はIWCの名作ポルトギーゼかなと思っていたのだが、それにしては薄型で文字盤が大きい。「ああ、これが今巷で評判のファッション・ウォッチの“ダニエル・ウェリントン”か」とすぐに分かった。