日本文化のルーツを辿ると、自然に京都に行き着く ~高村学(MINIMAL代表)Vol.2

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京都に魅了されている生け花男子、MINIMAL代表・高村さん。京都通になるための秘策1つ目に、亀屋清永の代表銘菓「清浄歓喜団」を挙げてくれた高村さんが教える、残り4つの秘策とは……?

 

2、青蓮舎 花朋の會 京都教場

「日本的ミニマリズムのルーツを探求していったらこの花を学ぶ会に辿り着きました。その発祥は、室町時代に八代将軍の足利義政公が築いた東山文化まで遡ります。茶道、花道、香道が東山の三大文化と言われているのですが、その象徴が慈照寺(銀閣寺)。

慈照寺で10年間、花方教授を努めていらしたのが、花士(はなのふ)の珠寳氏です。花士とは、草花に仕える者のことを言います。一応、私も門下生ですので珠寳先生とお呼びしますが、珠寳先生が2015年に創設されたのが“青蓮舎”です。

花朋の會は、花を学ぶための道場。花朋の會は、現代的な生花のように鑑賞を目的とはせず、大自然や神仏に花を献ずることを目的としています。そのためか、珠寳先生自体が花と同化し、自然と一体になっているかのようで、花を立てている姿はとても神聖です。祈りとともに一輪の花を献ずる、こうした行為や精神性に日本的ミニマリズムのルーツを感じます」

青蓮舎
*住所 電話番号は非公開

 

3、おくだばらえん

「薔薇本来の美しさ、を初めて知ったのが京都市伏見区にあるおくだばらえんでした。花朋の會の珠寳先生に連れていって頂いたのがご縁です。薔薇を無農薬で栽培している園芸農家は日本でも稀有だと思いますが、園主である奥田容彦氏の経験からおくだばらえんの薔薇は農薬を使っていません。

中には枯れている薔薇もありますが(それこそ農薬を使っていない証拠でしょう)、ここにあるすべての薔薇が生き生きと咲いています。

生き生きとした薔薇は香りがとても強く、生命力を目一杯発散しているかのようです。ボタニカル・ビューティ、つまり植物が持つ力に注目が集まっていますが、無農薬の薔薇は料理にも使えますし、ローズ・ティーやローズ・オイルにもなります。それからもちろん、珠寳先生が立てる薔薇のいけばなも一見の価値があります」

おくだばらえん
*住所 電話番号は非公開