かなり飛ばしたダメージ具合の「GIVENCHY」白のスエットにはまりました

綾部の着倒れず! #9

皆さんどうも。

先日、原宿にある六畳くらいしかないんじゃないかっていう、小さな古着屋さんに行った時の事でした。

僕がお店に入ると20代前半の明らかに古着好きのオシャレなカップルがいて、彼氏が古着のスウェット(上着)を試着して、彼女がそれを見て「かわいいじゃん、絶対いいよー」と声をかけていた。

そんな素敵な光景に、思わずホッコリしながら2人の横をすり抜け、僕は僕で古着をチェックしていると、棚の上に黒の激シブのハットが置いてあった。

すぐに手にとって頭に乗せてみると、「オーダーメイドか!」とツッコミを入れたくなるほどジャストフィットで、かぶり心地も最高で、あとは似合うか似合わないか鏡の前でチェックするだけとなった。そのハットを被りながら、カップルがいる試着室の逆サイドの鏡に行こうとした瞬間、僕の耳にとんでもない言葉が飛び込んできました。

「すみませーん。それ俺のっす」

その恐ろしい言葉の発信源は、先ほどのカップルの彼氏君からでした。一瞬で自分が犯した罪を認識しました。

若いカップルの彼氏君が試着をする際、ちょっと棚の上に置いたハットを、お日様が一切出ていない曇り空の日に、グラサンをかけた38歳のおじさんが入って来て、売り物との区別がつかずに、いきなり人様のハットを被り鏡を見に行こうとした罪です。

ただただ恥ずかしい。突然床が抜けて、どこか遠くに移動できたらどれだけ幸せか。でも現実はそんなに甘くありません。

もし僕がただの浮かれたおじさんなら、頭を軽く下げて、「あっごめんなさい」と言ってハットを返却すればすむ事だ。

だが、しかし、後のハリウッドスターになる男だけあって、カップルの2人が一瞬で、ハット泥棒の犯人がピース綾部だという事に気づいて、地獄の空気となり、僕は、顔面が店内にあるどの赤色の古着よりも濃い赤色になりがら、「凄い被りやすいですねぇー」と、訳のわからない感想を言ってハットを返却し、カップルとは目を合わさずに、足早にお店を後にしました。

カップルに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。何よりお恥ずかしいのが、過去にお店で人様の帽子を被った事が2回、人様のリュックを背負った事が1回という前科がある事です。