モダンとレトロの境界線を遊ぶ、乙女のはんなり京散歩 ~~まゆみママ(スナック「せくめと」)Vol.2

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クリエイターやファッション業界人が集う青山の隠れ家スナック「せくめと」のママ、まゆみさん。京都通になるための秘策1つ目に骨董市を挙げてくれたまゆみママが教える、残り4つの秘策とは……?

 

2、世界のセレブも訪問する西陣織の老舗、細尾のモダンなショールーム&ショップ
HOUSE OF HOSOO with Stellar Works

「西陣織の老舗、細尾のコレクションと、京都を拠点に活動するファニチャーブランドのショールームが素敵なので是非おすすめしたい。昔ながらの町家にモダンなあしらいがされて、光と影のコントラストがなんともカッコいい。

帯やきものを扱ってきた細尾は、若社長が先頭に立って革新的な織物の開発にも取り組んでいて、インテリアにも西陣織のファブリックを使っているんです。工房も併設しているので、機織りの音も聞こえてきます」

1688年に創業した西陣織の「細尾」は1200年の伝統の技を今の時代の感性にアップデートし、世界に向けて革新を続ける老舗のひとつだ。今まで西陣織は、着物や帯用に32センチ幅までしか織る事が出来なかった。これを細尾では数年前に世界にひとつだけ150センチまで織る事が可能な織機を独自に開発した。

これにより、日本最高級の西陣の技術が着物や帯以外の分野にも使えるようになり、世界のクリスチャン・ディオール、シャネル、ルイ・ヴィトンなどのブランドの店舗内装などに生地が使われるようになった。

HOUSE OF HOSOOでは、細尾の西陣織を活かしたプロダクトや家具、気鋭の伝統産業の担い手によるプロジェクト「GO ON」の製品を手に取る事ができ、1階では購入も可能。2階は西陣織の生地を使った家具やプロダクトが並び、デンマークのデザインチームがスタイリングを行った、和洋折衷のモダンでかっこいい空間が広がっている。

平日10時から17時までの完全予約制でお一人様からOK、さらに英語対応も可能だ。世界的ファッションブランドのデザイナーや、ファレル・ウィリアムスやジャネットジャクソンなどビッグアーティストもこれまでに訪れたというこのショールーム。事前に電話して行く事をおすすめしたい。

HOUSE of HOSOO with Stellar Works
京都市上京区黒門通元誓願寺下ル毘沙門町752
Tel.075-441-5189
営業:10:00~17:00(月~金 予約制)
http://www.hosoo-kyoto.com/

 

3、八坂さんの奥の円山公園

「八坂神社には風光明媚な庭があって、ゆっくりと散歩するのがいい。神社の奥の公園には“長楽館”という明治時代に建てられた洋館があるのですが、そこが菊池寛のドラマを再現するのに良さそうな雰囲気のクラシックな建物で素敵なんです。

当時煙草王と呼ばれた実業家が海外のお客様を招く迎賓館として建てたそうです。宿泊もできるし、お茶することもできるので特に女子には良さそう。八坂さんへお参り〜円山公園〜長楽館でお茶しばきという散歩コースは定番です」

八坂神社をお参りしたら、すぐ裏手にある円山公園を歩いて行くと洋館が見えてくる。これが明治時代の「煙草王」と呼ばれた村井吉兵衛の京都別邸で、中でもアフタヌーンティー専用ルームの「迎賓の間」は日本の洋館で現存する唯一のロココ調の部屋。

ピアノの生演奏を聞きながら優雅な時間に浸ることができる。

長楽館
京都市東山区八坂鳥居前東入円山町604番地
Tel.075-561-0001