あの神様アンリ・ジャイエ「最後の弟子」が造る極上のブルゴーニュ!?

ワイン縦横無尽 #10

アルゼンチンのメンドーサ空港を発ったのは、4月20日の午後1時。12時間の時差がある日本の時刻は21日午前1時だ。チリのサンティアゴとフランスのパリを経由して、成田に着陸したのは22日の朝8時半。

帰路は31時間半のフライトだった。スーツケースを宅配業者に預け、仕事用の鞄だけ手にして向かった先は六本木の天ぷら屋。ブルゴーニュの銘醸家のひとり、ドメーヌ・アンリ・ペロ・ミノのクリストフ・ペロ・ミノに会うためである。

クリストフがドメーヌを継承したのは1993年。彼はブルゴーニュの神様、故アンリ・ジャイエ最後の弟子と言われている。

師匠のジャイエから学んだのは「偉大なワインを造りたいなら、醸造過程では何もするな」。翻すと、最高のブドウさえ手に入れれば、あとは何をせずとも偉大なワインが自然に出来るということだ。「ブドウ畑では精一杯働け」と師匠は言いたかったのだろう。