上司から部下への「ホウレンソウ」が、トラブルを防ぐ!?

心のふきだし #15

昔から仕事をするうえで、「ホウレンソウ」報告、連絡、相談は大事なビジネスマナーだと言われている。「ホウレンソウ」は部下から上司へするもの、と思われている。しかし実はそればかりではない。上司から部下にたいしての「ホウレンソウ」も重要な役割がある。

私が広告業界に入った当初、初めてついた上司は一回り年上で“働き盛り”の男性だった。この上司とペアになっていろいろなクライアントを担当した。私はまだアシスタントだったにも関わらず、上司は私に、今起こっている案件、クライアントの状況などを事細かに話してくれた。

おかげでまだ広告会社の仕事をほとんど把握出来ていなかったにも関わらず、やる気が出たし、何よりこの仕事のことが好きになった。「自分もクライアントを担当している」といっぱしの気分で働くことが出来た。私ももちろん起こっていることをすべて上司に報告していた。

まだ昭和ののんびりした時代だった。一緒に行動するときは一軒訪問したらお茶、というペースだったからこそできたのだろう。思い返してみると、たった2年間くらいだったけれど大切な期間だった。

仕事を学ぶときにマニュアルのように指導されるのではなく、上司とともに歩き、考え、悩み、解決する、ということは貴重な体験になった。