ハワイアン・バージョンの「サムウェア・オーヴァー・ザ・レインボウ」が流れる快作

元歌は、エドガー・イップ・ハーバーグ作詞、ハロルド・ハーレン作曲で、『オズの魔法使』(1939)の主演女優ジュディ・ガーランドが歌って大ヒットし、アカデミー主題歌賞に輝いた名曲。このとき、ジュディ・ガーランドはわずか14歳で、スタジオ幹部から「14歳の少女が歌うには大人びている」とクレームが付き、この歌唱シーンはカットされかかった。だが、プロデューサーのアーサー・フリードが猛反対し、結局残されることになった。

今では、エリック・クラプトン、キース・ジャレット、サラ・ヴォーン、ローズマリー・クルーニー、フランク・シナトラ、ジミ・ヘンドリックス、エラ・フィッツジェラルド、レオン・ラッセル、イングヴェイ・マルムスティーン、レイ・チャールズ、ジェフ・ベック、美空ひばり、江利チエミ、松任谷由実などがカバーし、世界的なスタンダードナンバーとなっている。

2001年に全米レコード協会等の主催で、投票により選定された「20世紀の名曲(Songs Of The Century)」で、ビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」を押しのけ、第1位に選ばれている。

「虹のかなたのどこかに、素敵なおとぎの国がきっとあるわ/虹のかなたの青い空、そこに夢のような世界があるわ」(訳詞:サトウムツオ)と、『オズの魔法使』の主人公の少女ドロシー(ジュディ・ガーランド)が知らない世界への憧れを歌ったもので、『小説家を見つけたら』の黒人少年ジャマールの未来を予見しているようで、胸に迫るのだ。

 

参考:

OFFICIAL Somewhere over the Rainbow – Israel “IZ” Kamakawiwoʻole – YouTube