「フランク三浦」と「グッチ裕三」はどっちもどっちか!?

砂漠のような東京でも…週刊ファッション日記 #12

『フランク三浦』を類似の文字商標として訴えた『フランク・ミュラー』に対して、知財高裁は「“三浦”が日本人を連想させることや、“フランク・ミュラー”の時計の多くが100万円を超えるのに“フランク三浦”は4,000~6,000円であることから混同は考えられない」として訴えを却下した。

しかしこれは裁判の第一弾であって、文字商標問題はクリアしたものの、形状を含めたトータルな類似性を主張する「不正競争防止法」で『フランク・ミュラー』側が争えばこれはまた全く違う結果になる可能性はありそうだ。

「ニセ物が出て来ることは、その魅力が評価されたことだ」と言ったのはココ・シャネルだが、これはのどかな古き良き時代の話であって、とても現代には通用しない。

例えば、日本では「ランナウェイ」などのミリオンセラーで知られる顔を真っ黒にした7人組が、ある日突然グループ名をCHANELSからSHANELSに変え、そしてついにはRATS&STARに変えたことがあった。これにはラグジュアリー・ブランドの『シャネル』からの抗議があったというのがファッション業界の常識だ。