まるで映画のセットのよう!? タイ・オー・ヘリテージ・ホテルは香港随一の隠れ家ホテル

空港からは、まずランタオ島の西側に位置するタイ・オー(大澳)地区まで向かうのだが、旅行者には2つの選択肢があり、バスかタクシーを利用する。さすがにバスは土地勘もなく、乗り換えもあるのでタクシーを使った。

だが“ブルータクシー”というランタオ島内専用のタクシーでないと島内は走れないと知り、数少ないブルータクシーを待つこと1時間。やっと空港に現れたブルータクシーを捕まえ、山や湾を越え1時間余り。

タイ・オー漁村の中心地であるすべての乗り物のターミナルで降ろされた。ここからは湾の反対の突端に建つホテルまでボートに乗らないと行けない。料金は外国人観光客ということもあり正規料金より2倍の料金を問われ、交渉したが広東語ができずに失敗だった。

ターミナルから大きな湾をぐるりと廻る複雑な道もあるが、重い荷物とともに歩くのは諦め、ボートで湾を真っ直ぐ走りわずか10分。下船後は徒歩で5分ほど、荷物を引いて山の中腹に建つホテルまで登る。なんと日本を出てから1日がかりだった。

コロニアル建築の美しい館がホテルに変身。
コロニアル建築の美しい館がホテルに変身。

「タイ・オー・ヘリテージ・ホテル」は、2013年3月に誕生したコロニアルホテルだ。1902年築の海洋警察だった建物を、香港政府が館内を改装。純白のリゾートホテルに生まれ変わった。

客室は全室スイートタイプで広く使い勝手が良い。

客室は全8室。レストランが1ヶ所だけの小さな隠れ家ホテルには、主に香港市内の人や中国本土からの個人客が来る。キラキラ光る穏やかな海に面し、時が止まったような水上生活が残るタイ・オー漁村を見渡すホテルは、雑踏の香港の一部とは思えない。

天気の良い日にはレストランのテラスで食事を。
天気の良い日にはレストランのテラスで食事を。

このホテルの建物は、2009年に「香港保存建築物」と「香港歴史的建造物」の指定を受け、2013年9月、ユネスコから「アジア太平洋文化遺産」として承認された。タイオー漁村も、このホテルも、開発の手を逃れた映画のセットのような情景だが、いつまで残っていてくれるだろうか。

 

Photo:Kyoko Sekine

 

ホテル情報:

Tai O Heritage Hotel

Address: Shek Tsai Po Street, Tai O,
Lantau Island, Hong Kong

http://www.taioheritagehotel.com/eng/homepage/Homepage

 

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