その名も「Byron」、サンタ・バーバラ最高の畑から

2013年からより畑にフォーカスする方針をとり、単一畑のワインを「バイロン」、買いブドウを含め、サンタ・バーバラにあるさまざまな畑のブドウをブレンドしたワインを「ニールソン・バイ・バイロン」のブランド名でラベリング。

ニールソンは先にも述べたように、創業時に手に入れたブドウ畑の名前で、当然、バイロンにはニールソン・ヴィンヤードと名前の入ったワインがあるから少々ややこしい。

ところで、サンタ・バーバラにはサンタ・マリア・ヴァレー以外にも、ピノ・ノワールの適地とされるAVAにサンタ・リタ・ヒルズがある。ジョナサンによると、このふたつの違いは土壌。砂質のサンタ・マリア・ヴァレーはシルキーな舌触りの女性的なワインとなり、粘土質のサンタ・リタ・ヒルズはよりドシッとした男性的なワインになるという。

さて、そろそろワインを味わうことにしよう。まずは白ワインから。

ニールソン・バイ・バイロンの「サンタ・バーバラ・シャルドネ2014」はフレッシュで溌剌としたアタック。グレープフルーツのような熟した柑橘系の香りが主体で果実味も充実。ピュアな酸味が清涼感を誘う。

それに対してバイロンの「ニールソン・ヴィンヤード・シャルドネ2012」はより大柄。リッチでボリューム感たっぷり。香りもピーチやパイナップルに炒ったヘーゼルナッツとゴージャスだ。斎藤和弘編集長が飲んだら、涙を流して喜びそう。

続いて赤ワイン。サンタ・マリア・ヴァレーとサンタ・リタ・ヒルズのブドウがブレンドされた、ニールソン・バイ・バイロンの「サンタ・バーバラ・ピノ・ノワール2013年」は、よく熟したラズベリーやブラックチェリーの果実香がチャーミング。

バイロンの「ニールソン・ヴィンヤード・ピノ・ノワール2013」は凝縮感溢れるブラックベリーやブラックチェリーのアロマ。甘草やシナモンなどスパイシーなフレーバーも加わる。口に含むとソフトでしなやかな果実味。ロースよりも厚手のフィレ肉を、レアで食べたくなる味わい。

昨今、環境に配慮したワイナリーはカリフォルニアで珍しくなくなったが、バイロンでも太陽光発電を導入。ジョナサンの乗ってる車はエレクトリックカーのBMW i3だという。

 

【Byron’s Pick Up】

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