ローラン・ペリエと河瀬直美監督の美しい背中を愛でる!? これだからパーティはやめられない

そんなこともあって徐々に日本のパーティーでは、ウイスキーの水割に代わって、特にLVMH傘下のシャンパンである「モエ・エ・シャンドン」(そのトップブランドが「ドン・ペリニヨン」)、「ヴーヴ・クリコ」、「クリュグ」などの高級シャンパンが主役の座をスコッチウイスキーから奪取したのである。

LVMHは様々なブランドの買収を試みており、その大半は成功しているが、失敗もある。失敗例として最近では「エルメス」がある。「エルメス」もよくイベントを開催するが、LVMHとは買収で戦ったこともあり、そのパーティーでLVMH傘下のシャンパンが供されることはない。私が知る限り大抵は「ルイ・ロデレール」(そのトップブランドは「クリスタル」)である。

3月22日、プラダグループのブランドである「ミュウミュウ」はショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」の第11弾を西新宿のパークハイアットホテルで発表した。初の日本人監督を起用したこともあり、盛大なお披露目の会が催された。

ショートフィルムの上演時間は9分間だから、上映後は当然のごとくパーティーである。さて、供されたシャンパンは何だろうか。

これがなんと「ローラン・ペリエ」。

「ミュウミュウ」はパリコレクションで毎シーズンファッションショーを行っているので、フランスのシャンパンを選んだのかなと思ったが、事情通に尋ねると、プラダグループはローラン・ペリエ社と契約を結び、自社のパーティーではこの「ローラン・ペリエ」を供することになっているのだそうだ。

ローラン・ペリエ社は1812年創業で世界でも五指に入る規模を誇り、ファミリー経営のシャンパンハウスとしてはナンバーワンのスケールだ。よくエアラインのファーストクラスで供される「サロン」もこのローラン・ペリエ社の傘下に入っている。もちろんLVMHとは関係がない。まあ辛口でフルーティな味わいもあり、「ミュウミュウ」のパーティーにはぴったりだった。

このパーティーの主役は、ショートフィルム「SEED」を監督した河瀬直美(46歳)であった。映画の主役の女優安藤サクラを全く寄せつけない存在感だった。

「ミュウミュウ」の黒のミニドレスを着て登場したが、このミニドレスのポイントは、大きく割れた後ろ見頃にある。そこからのぞく背中が信じ難いほど美しかったのである。こんな美しい背中を私は見たことがない。

たぶん、前日にかなりの手入れをしたのではなかろうか。彼女は奈良出身で今も在住しているが、その三笠山に浮かぶ満月のようであった。

美酒と女流監督の美しい背中。いやあこのパーティーは本当に素晴らしかった。これだからパーティー通いはやめられないのだ。

 

Photos:Akira Miura

Image Photo:Cloud Mine Amsterdam/Shutterstock

 

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