世界最大の日本酒イベント!「にいがた酒の陣」は、日本で一番日本酒が熱くなる2日間

『酒の陣』最大の特徴は、生産地である新潟で開催しているという点でしょう。昨今、活況な日本酒市場では多くの日本酒イベントが開催されておりますが、この規模のイベントを一地方の新潟で開催し続けるというのはなかなかの英断です。しかし、これにはちゃんと理由があるのです。

そもそも、『酒の陣』のモデルとなったのは、ドイツのミュンヘンで長く続く伝統的なビール祭り『オクトーバーフェスト』です。ビール王国ミュンヘンに世界中からビールファンが集う。同じように、新潟の地で新潟の酒を味わってもらいたい。それが造り手たちの思いなのです。

3月中旬と言えば酒の仕込みもいよいよ佳境。

雪がちらほら降ったりするのも、都会の人には嬉しい演出に違いなく。果たして遠方からの参戦者は、上越新幹線の関越トンネルを抜けて、そこに雪国を見出します。雪景色を目の当たりにしてこそ、この雪深い風土が新潟の酒を醸すのだなぁ、と実感することが出来ましょう。そして、どうも新潟ってところは広いんだなぁということにも気が付くに違いありません。

さて、再び『酒の陣』会場に話を戻します。この会場には地域ごとに蔵元ブースが並んでいます。つまり、順番に飲んでいくことで、地域ごとに味わいが変化していくのが感じられるのです。

「新潟って、みんな淡麗辛口じゃないの?」。いえいえ、そんなことはございません。新潟には日本で一番多くの蔵元があり、それらが東西に長い県土に散らばっています。その長さたるや何と東京から名古屋までと同じほど。

この長く大きな県土に山々が、そして日本海に佐渡島が横たわる。故に気候風土は変化に富んでおり、そのことによって新潟清酒は様々なバラエティが生み出されます。そんな新潟の酒を一言で語れるはずがないのは当たり前。酒を生み出す地域風土を知ることによってこそ、幅広い味わいを持つ新潟清酒の魅力を感じることが出来るのです。

『酒の陣』は酒を通して地域の風土を尊び祝う、偉大な祭りとも言えましょう。

酒は人をつなぎ、祭りは人の絆を深める。造り手と飲み手が一体感を味わう神聖な二日間。来年は、あなたの参戦をお待ちしています。

 

Photos:Yoshitaka Yoshizawa

 

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