上出来だ!ブルゴーニュの名門が醸造するオレゴン産ピノ「レゾナンス」

ワイン縦横無尽 #4

ブルゴーニュの名門、ルイ・ジャドから輸出部長のオリヴィエ・マスモンデが来日。少数のメディアを集めたランチでお披露目されたのは、ジャドがアメリカのオレゴン州で醸造したピノ・ノワールだった。

オレゴンはカリフォルニアよりも北に位置し、新世界におけるピノ・ノワールの適地としてニュージーランドと並び注目される産地。ジャドも25年ほど前からオレゴンに目をつけていたが、なかなか進出のタイミングが合わなかったという。ところが2012年の夏、レゾナンス・ヴィンヤードが売りに出るという話を聞きつけ、当時の醸造責任者、ジャック・ラルディエールが渡米。「長い間探していた畑をようやく見つけたよ」と、社長のピエール・アンリ・ガジェイに電話をかけてきたそうだ。

レゾナンス・ヴィンヤードがあるのはオレゴン州ウィラメット・ヴァレーのヤムヒル・カールトンAVA。緯度はブルゴーニュとほぼ同じ。雨はオレゴンの方が多いものの、冬の気候はブルゴーニュほど厳しくはなく、土壌は古い海洋性の堆積物と玄武岩で構成され、水はけにたいへん優れているという。

ワイナリーのマネージングは、ピエール・アンリ・ガジェイの子息にあたるティボーと、ジャック・ラルディエールが当たることになった。ジャックは12年末でルイ・ジャドを引退した身ながら、彼の後任であるフレデリック・バルニエに、ブルゴーニュとオレゴン、二ヶ所の面倒を見させられないという理由から、ジャックにもうひと踏ん張り願うことになったそうな。彼自身が見つけた有望な畑なだけに、ジャックも喜んでこの申し出を受け入れたらしい。