フェルメールだけじゃないとホックニーが解き明かし、山口晃が驚く!?

美術館で展覧会を見て部屋に帰って本を読む #4

ヨハネス・フェルメール(1632-1675)が30歳のときに描いた《水差しを持つ女》。ニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵の傑作だが、実は今回が初来日だ。

ニューヨークに旅行するとメトロポリタン美術館に行く人は多いと思う。この広大な美術館の数多の展示室を巡り、17世紀オランダ絵画の部屋にたどりついた後、フェルメール作品に対面して「やっと会えたね」と感激したりする。

ヨハネス・フェルメール《水差しを持つ女》メトロポリタン美術館 The Metropolitan Museum of Art, New York Marquand Collection, Gift of Henry G. Marquand,1889 (89.15.21) Photo Credit: Image copyright©The Metropolitan Museum of Art.  Image source: Art Resource, NY
ヨハネス・フェルメール《水差しを持つ女》メトロポリタン美術館
The Metropolitan Museum of Art, New York
Marquand Collection, Gift of Henry G. Marquand,1889 (89.15.21)
©The Metropolitan Museum of Art. 
Image source: Art Resource, NY

朝の光が差し込む室内で身支度をする清楚な女性。テーブルクロスが映り込む洗面器、宝石箱の真珠は輝く。薄い白布から髪型が透けて見える。壁にかかる地図は離れた町で暮らす恋人を暗示しているとも読める。

初来日だけれども、見たことがあるという人が意外に多い作品ではないかと思う。